2021-01-01から1年間の記事一覧

ブラシレスモータの制御回路構成(専用IC)

ブラシレスモータの制御回路構成(専用IC)元来、各種電磁モータの中でもブラシレスモータは、 構造的に性能が制御回路に依存する度合いが最も大きいモータです。 本章では、ブラシレスモータの制御回路として 専用ICを使用した制御回路構築のスタイルを紹介…

ブラシレスモータの制御回路構成(専用IC)

ブラシレスモータの制御回路構成(専用IC)元来、各種電磁モータの中でもブラシレスモータは、 構造的に性能が制御回路に依存する度合いが最も大きいモータです。 本章では、ブラシレスモータの制御回路として 専用ICを使用した制御回路構築のスタイルを紹介…

ロボットビジョンの役割

ロボットビジョンシステムは、位置検出や検査のために産業用ロボットに取りつけるカメラシステムの総称で、「マシンビジョン」とも呼ばれます。こちらでは、ロボットビジョンの主な機能についてご紹介します。 人間の目のように状況を捉える「センサ(カメラ)…

コロナ禍で闘う医療機器遠隔操作をロボット!PCR検査も自動化されているって知っていましたか?

①遠隔操作ロボットとは?遠隔操作ロボットはその名の通り、遠隔で操作ができるロボットです。近年では、大手ロボットメーカーが遠隔操作ロボットを一般販売を開始し、危険な作業も遠隔操作により安全にこなせるようになりました。 ②コロナ禍で注目される業界…

ロボットビジョン導入の特徴やポイントを解説

(1)設定方法がカンタンロボットビジョンの導入は、ロボットの導入と比較して、設定方法が誰でもかんたんに行える点です。産業用ロボットでは段取り毎にティーチングペンダントを持って段取りする必要があったり、設備そのものの治具を交換しなければいけ…

外観検査ロボットとはどのようなものか

ここでは外観検査ロボットとはそもそもどのような機械なのかをご紹介します。 外観検査ロボットは人の代わりに外観を検査するロボット外観検査ロボットとは、その名の通り製品の外観を検査してくれるロボットのことです。 外観検査は異物の混入や傷の確認な…

産業用ロボットの分類

ロボットの先端には、物を掴むためのハンドや、作業に使う道具などが装着できます。3次元空間内では空間上の任意の位置に運ぶため、3つ以上の関節が必要になります。各関節をどのように配置するかによって産業用ロボットの種類が分類されます。 軸の構成が(…

建築業界でロボット自動化がもたらす3つの効果

建築業界にロボットを導入し、自動化することで次のような3つの効果が期待できます。 危険箇所での調査・施工反復作業を自動化作業にして効率化情報化・自動化による施工品質の向上それでは、それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。 ロボット自動…

ロボットティーチングとは?

ロボットのティーチングとは「ロボットに動きの指示を教え込むこと」をいいます。ロボットは購入しただけでは思い通りに動いてくれません。ラインに合わせて、「どういう条件のときに、どういう順番で、どういう姿勢で動かす」かを指示する必要があります。 …

ロボットマニピュレータのアクチュエータ

ロボットマニピュレータの性能は、アクチュエータの性能に大きく左右されます。マニピュレータのパワーは搭載されたアクチュエータの性能以上にはならないためです。マニピュレータの用途に合わせ、アクチュエータを選定しましょう。今回は、アクチュエータ…

オリエンタルモーターステッピングモーターの原理と構造

ステッピングモーターの断面図を下図に示します。 ステッピングモーターは大きく分けてステーター(固定子)とローター(回転子)の2つの部品から構成されています。 ローターはローター1、ローター2、永久磁石の3つから構成されています。また、ローターは…

モータの種類

ブラシ付きDCモータDC電源により駆動するため、単にDCモータとも呼ばれています。永久磁石同期モータ (ブラシレスDCモータ)と区別するため、ここではブラシ付きDCモータと記述しています。比較的安価で駆動も容易であるため、幅広い用途に使用されます。ブラ…

金属3Dプリンターの原理と仕組み、製法と種類を一挙公開

注目が集まる金属用の3Dプリンター2014年に特許が満了となり、注目が集まるレーザー焼結法。SLS(Selective laser sintering)ともいわれるこの技術は、一般的に金属材料の3Dプリンターの製法として知られている。 金属の3Dプリンターが注目されている理由の…

【産業用ロボット】溶接の種類と主な使用方法

一般的に産業用ロボットによる自動溶接にはガスシールドアーク溶接を用います。ガスシールドアーク溶接とは、溶接による接合部に不活性ガスを吹き付けながら接合し、接合部の変色や錆を防止するものです。不活性ガスにてアーク発生部の周囲をシールド(保護…

ステッピングモーターの制御

段階的に回る「ステッピングモーター」 今回取り上げる「ステッピングモーター」は精密制御に欠かせないモーターの1つです。モーター内部の回転子(ローター)へN極とS極の磁石が、歯車のように(交互に)配置されており、フレーム側に固定された電磁コイル…

ダイレクトティーチングとは?【ロボットティーチングの方法】

人手不足を解消する手段のひとつに、自動化設備である産業用ロボットを活用する方法があります。しかし、ロボットは意図したい動作を覚えさせなければ効果を発揮しません。 産業用ロボットに動作を覚えさせる技術は「ティーチング」と呼び、複数のアプローチ…

金属3Dプリンターの中はどうなってるの?

金属3Dプリンターの中身 金属3Dプリンターの構造は実に簡単に出来ています。この機械が1億もするとは・・と疑ってしまいます。 造形ステージは250mm×250mmの真四角なエリアになっています。 このエリア内であればどんな形状のものが混載されようと問題あ…

3Dプリンターの素材(マテリアル)について

FDM方式の家庭用3Dプリンターでは、主に「ABS」と「PLA」の2つの素材(フィラメント)が使用されます。 また、「ABS」や「PLA」に異素材を混ぜ込んだものを、「合成フィラメント(複合材料)」と言います。炭素繊維を混ぜた「合成カーボンフィラメント」など…

サーボモータの歴史

1960年代、安川電機は独創的なDCサーボモータを次々に生み出し、1983年にはACサーボモータを製品化し、モータ業界に新たな波を引き起こしました。そして30年以上経った今、FA(ファクトリーオートメーション)分野では100%近くACサーボモータが使われるよう…

サーボモーターを制御する

サーボモーターとはサーボモーターには、用途・構造・制御方式などによってさまざまな種類のものがありますが、ここではラジコンなどに用いられるホビー用途のサーボモーターについて解説します。 サーボモーターの特徴ホビー用途のサーボモーターは、図3-9-…

ブラシレスDCモータとは

モータにはさまざまな種類がありますが、一部の特殊な種類を除き、基本的には磁石のN極とS極の磁力(引き合う力や反発し合う力)と、電流を流すことで発生する磁界を利用して、モータの軸(回転子軸)を回す原理になっています。 このうち、直流電源を利用し…

最終製品・部品製造分野における3Dプリンター活用

DfAM(ディーファム)※による製品製造へのアプローチ 海外では最終製品・部品製造分野で3Dプリンター活用が進んでいます。 3Dプリンターによる製造は金型不要で部品を生産でき、設計的にも金型要件による制約がないため、とりわけ小ロットの生産に適している…

ブラシレスDCモータの特徴

長所がいっぱいブラシレスDCモータの最大の特長は、メンテナンスフリーです。ほかにもDCモータと比較して、いくつかの違いがあります。 その一つが、モータの小型化です。高性能ブラシレスDCモータは、従来のDCモータ回転子より小さなスペースに高性能磁石を…

モーター選定に必要な計算

サーボモーターを選定する際に必要な計算は色々ありますが、まずは次の2点の計算を出来る様になっておけばよいと思います。 1.慣性モーメント2.加速トルク使用条件などにより他にも必要な計算はありますが、そこは追々覚えてもらうとして、まずはこの2点につ…

ユニポーラ/バイポーラモータ

制御にも影響を与えるモータのもう1つの特長は、電流方向がどのように変化するかを決めるステーターコイルとの取り合わせです。ローターの動きを実現するには、コイルに通電するだけでなく、コイル自体によって生成される磁場の方向を決める電流方向を制御す…

ステッピングモーターの原理と構造

ステッピングモーターの断面図を下図に示します。 ステッピングモーターは大きく分けてステーター(固定子)とローター(回転子)の2つの部品から構成されています。 ローターはローター1、ローター2、永久磁石の3つから構成されています。また、ローターは…