2023-01-01から1年間の記事一覧
金属3Dプリンタを活用して部品を造形する場合、最低限でも以下のアイテムが必要です。 ● 3Dプリンタ本体 材料をセッティングし、造形を行うのに用いられます。 ● パソコン 3Dプリンタ本体や3DCADソフト、3Dスキャナなど、機器類やソフト類の操作、データの加…
3Dプリンタによる量産にはさまざまなメリットがあります。ここでは、具体的なメリットを解説します。 製品開発の効率が上がる3Dプリンタは製品の試作にも活用でき、試作納期短縮にも効果を発揮します。3Dプリンタで試作したうえで量産展開に移行すれば、開発…
いままで述べたことの繰り返しになりますが ・モータの回転量(角度)は指令(入力パルス)に比例します =>モーションコントロールを使用します ・始動・停止に対しての反応(レスポンス)がよい =>急激な始動・停止はステッピングモータ独特の脱調状態…
ACモーターの速度制御には、ACスピードコントローラー(ACスピコン)を用います。ACスピードコントローラーとは、インダクションモーターやレバーシブルモーターに、速度検出用のレートジェネレータを組付けたもので、モーターの回転状況を確認します。実回転…
防爆モーターにはただ単に内部を密閉したり、隔離してるだけではありません。大まかに分類すると、その防爆モーターの構造の種類から3種類の防爆モーターが存在します。 まず、一つが安全増防爆型モーターです。略して安増(あんまし)とも呼ばれます。これ…
エアモーターの原理は非常にシンプルで、内部にあるローターに空気を送り込むことで回転運動を生み出します。エアモーターの構造は、インレットとアウトレットを備えた本体部分と本体内部に設置されたローター部分からなります。 インレットから外部の空気を…
モーターは、種類も様々で用途や条件によって使い分けも必要ですが、産業用によく使われているモータとして、ACサーボモーターとステッピングモーターが挙げられます。どちらのモーターも高精度な位置決め制御が可能なモーターですが、構造や動作原理からそ…
サーボモーターは家庭用として見ることはほぼありませんが、産業用途としては幅広く使用されています。 ステッピングモータロータリーエンコーダ 一例としては、自動車工場の組立ロボットなどです。サーボモーターを用いることで、数多くの部品を素早く正確…
ステッピングモータステッピングモータはステータのコイルにパルス信号を入力することで、永久磁石や軟磁性体で構成されたロータがステップ角ごとに回転するモータです。 ロータが永久磁石のものはPM型 (Permanent Magnet型) と呼ばれ、高トルクで無電力での…
人工知能(AI : Artificial Intelligence)は、コンピュータにより、人間の知能と同等の機能を提供することができるシステムなどの技術のことです。 現在注目されている人工知能の領域は下記です。 一体型イージーサーボモータ 写真や映像を認識する「画像認…
まず、一般的に「ロボット」と呼ばれるものには、大きく分けて二種類存在します。一つは産業用マニピュレーティングロボットで、日本工業規格の定義では「プログラミングによる自動的な制御によって、マニピュレーション機能などを駆使し、産業に用いられる…
工場の自動化が進む理由について考察したところ、日本の工場は人材不足や技術継承などの問題点を解決しようとする形で自動化を取り入れていることが分かってきました。そこで、現在日本の工場が抱えている他の問題についても何点か掘り下げていきます。 ①コ…
円筒座標ロボットには下記のような特徴があります。 形状円筒座標ロボットは、基本的に円筒形の動作範囲を持っており、1つの回転軸と2つの直線軸を持っています。これにより、回転運動と直線運動が組み合わされた動きが可能です。 防水ステッピングモーター …
(1)手術ロボット手術ロボットは、手術を補助するロボットのことです。医師が患者から少し離れた位置でカメラを見ながら操作を行い、操作通りに正確に手術を行うことができます。 手術ロボットを活用することで、人間に見えない範囲までカメラを通してチェ…
挟んで持つ挟んで持つタイプのロボットハンドは把持ハンドといいます。指の数はさまざまで、2本であったり、多いときは4本以上あったりします。関節部に設置されたモーターなどが、ロボットハンドの指を動かします。また、関節部に6軸力覚センサーなどを設置…
産業用ロボットを動かす際には、あらかじめロボットにどのような動作をさせるのか記録する必要があり、これをティーチングと呼びます。一般的な産業用ロボットは記録された動作を再生するティーチングプレイバック方式を採用しているため、動作を記憶したプ…
ロボットハンドには、持つモノのサイズや重さ、利用シーンに応じて、いくつかの種類があります。現在利用されているロボットハンドの種類とそれぞれの利用シーンを紹介します。 先述したように、ロボットハンド(エンドエフェクタ、グリッパーとも呼ばれます…
サーボモータの用途や活用事例 サーボモータは、いまや産業機械の構成要素として必要不可欠なものとなっています。自動車製造、工作機械、半導体・液晶製造、電子部品の実装、射出成形、ラベル包装、プレス加工、食品ピッキング、医療機器など、さまざまなシ…
協働ロボットの活用方法は、会社の事業によって変わる。続いては、協働ロボットの導入事例をいくつか紹介する。用途や事例を知れば自社に協働ロボットを導入するイメージも湧きやすくなるだろう。 ユニポーラステッピングモータ 事例1.作業時間を一定にでき…
(1)産業用ロボットの定義産業用ロボットとは、工場での作業を人間の代わりに行ってくれるロボットです。2つ以上の関節と、そこにつながる3つ以上の軸を持ち、ロボットの動きを指示するための制御プログラムを搭載したマニピュレーションロボットをさしま…
産業用ロボットは、それぞれの構造によって得意な動きや特徴があるため、目的や用途にあわせたロボットを選ぶことが大切です。 ここでは、ロボットの構造による分類を紹介します。 ステッピングCNCキット 垂直多関節ロボット汎用性が高く、様々な用途で使用…
1. 搬送ロボットの市場規模搬送ロボットの市場規模は年々増加してきており、2018年度時点では約160億円でしたが2020年度時点で約200億円程度となっています。 現在では、病院における利用や飲食店における配膳、倉庫でのピッキング用途などが主な市場となっ…
従来より行われているロボットによるパレタイズ作業(決まった位置の商品を決まった位置へ積み込む)であれば比較的容易にシステムを実現することができます。 中空ステッピングモータ しかし近年は、バラバラに積まれた商品を自動で認識し、それを決まった…
例えばロボットを工場に導入すると、これまでは作業員が実施していた「物の取り置き」のような単純作業を自動化することができます。 ステッピングモーター高精度遊星ギアボックス 従来は、これら単純作業をNC機器などを用いて自動化することが一般的でした…
モーターの歴史は古く、その間に様々な技術改良がなされてきました。しかし、今日でも技術上の問題点はいくつか残されており、その一つとして、騒音・振動の問題があります。特に近年では、環境問題への関心の高まりから、モーターの騒音低減が強く求められ…