ロボット産業の展望と必要な技術革新

ここまで、ロボット市場の現状と、ロボットが求められる背景について見てきました。とりわけ製造現場では、今後もロボットの活躍が大いに期待されることでしょう。 そこで、次に、産業用ロボットが普及することで製造現場が具体的にどのように変化していくの…

業務用3Dプリンターを選ぶ上で重要な5つのポイント

さて、では具体的にどの業務用3Dプリンターを購入すべきなのか。その上で重要なポイントがいくつかある。 ①用途 まず何より、どのような用途で3Dプリンターを用いるのかを明確にしておく必要がある。たとえば試作品の出力が目的だとしても、形状確認程度の簡…

ギヤードモーターの種類--軸配置と軸種類による分類

ギヤードモーターを軸配置により分類をすると、平行軸タイプと直交軸タイプに分かれます。平行軸タイプは、モータの軸方向と減速機部の軸(出力軸)が平行(同じ向き)になっています。 中空ステッピングモータ 最も一般的なギヤードモーターのひとつで、現…

モータの用語を知ろう! 電気関係

電流の実効値と定格電流○電流と実効値電流とは、電子などの電荷の移動です。電流には、強さが時間的に変わらない定常電流と、変化する非定常電流とがあり、交流電流は非定常電流です。交流の電流値は、正弦波のピーク(最大値)ではなく、瞬間値の2乗の平均…

協働ロボット適用事例

協働ロボットがどのような工場や生産現場で使用されているのか、事例をご紹介します。 装置内・装置間搬送●人と同じ空間内で部品搬送が可能 ●装置間のスペースを見つけて必要な場所に設置することができる ブラシレスDCモータ 部品整列・箱詰め●安定した作業…

製造業における3Dプリンターの活用例

活用例①:試作の繰り返しができる3Dプリンターを活用すれば、試作の繰り返しが可能です。 そもそも3Dプリンターは造形データさえ作成すれば、手間をかけずに造形することができます。試しに造形した製品を使ってみて問題があれば、データを微調整して再度造…

FDM方式(熱溶解積層方式)と光造形方式の違い

1. 造形方法造形方法に関しては、FDM方式では素材を熱で溶かし、それを積み上げ造形する。 光造形方式では、素材を光で照射して素材を固形化させてそれを積み上げ造形するという明確な違いがあります。 2.寸法精度の違いFDM方式と光造形方式では造形する際の…

3Dプリンターのサポート材の種類

サポート材は、造形物が固まった後に取り除いていきます。サポート材には、造形物と一緒に使用できるもの水や専用溶液で溶かせるタイプなど豊富な商品が販売されています。 どのようなサポート材を選ぶかで造形物の仕上がりが変わるため、それぞれの特徴につ…

日本と海外の建築用3Dプリンター事情の違い

日本は地震が多い関係上、建築物の強度や素材、工法が建築基準法にて厳しく定められており、建築物を3Dプリンターで印刷するのが困難です。 しかし、床面積10平方メートル以下の建築物は建築基準法の対象外となるため、過去に小型の住宅やトイレが3Dプリンタ…

3Dプリンターで家を建てることのメリット

▼建設のスピードが早い上段に記載した各国での「3Dプリンター製の住宅」の実例を見て分かるとおり、まずメリットとして挙げられるのは「工期の短さ」と言えるでしょう。 通常家を含め何かを建築する際は、コンクリートなどの材料が主に使われています。 コン…

クローズドループ制御について

クローズドループ制御とは クローズドループ仕様のステッピングモータは、ステッピングモータでありながらサーボモータの特徴であるフィードバックの機能があります。 モータ軸の回転角度/回転速度を回転検出器(エンコーダ)で検出し、モータドライバへフィ…

3Dプリンターのメリット

1.コスト削減と開発期間の短縮外注に依頼していた試作品も、3Dプリンターを導入すると、社内で開発が完結します。外部とのやり取りが排除され、開発期間を大幅に短縮することが可能です。さらに、試作工数とコストを削減できることもメリットです。 2.アイデ…

ブラシレスDC(BLDC)モータ

ブラシ付きDCモータに対し、寿命が長く効率的なモータがブラシレスDCモータです。 ブラシレスDCモータは、駆動回路(ドライバ)が必要となり、 回転子の磁極位置を検出、巻線に適切な電流を流すことで回転します。ブラシレスDCモータは、駆動回路により回転す…

業務用機械器具産業における産業用ロボットの導入事例

ウレタン注型金型の清掃工程へのロボット導入ウレタン注型製品の生産は自動化していますが、金型の清掃と離型剤の塗布は手作業で行われていました。 金型の清掃状態が製品の品質に大きく影響するため、自動化が難しい工程でしたが、手作業だと作業員の精神的…

金属製品業界で産業用ロボットを導入されやすい工程

鍛造・鋳造工程鍛造・鋳造工程は、作業環境が劣悪で自動化ニーズが高いことから、産業用ロボットが導入されやすい工程です。 熟練作業員によるノウハウは完全に自動化できませんが、技術の標準化もロボットの導入によって進んでいます。 部品加工工程プレス…

電気機械器具産業における産業用ロボットの導入事例

塗装の遠隔操作&自動化部品の塗装は、作業者の負担が大きく自動化のニーズが高いですが、人の感覚に頼らなければならない所が多く、また多種多様な製品を扱うため、自動化が進まない問題がありました。 そこで、川崎重工では遠隔操縦装置「コミュニケーター…

スカラロボットの構造

スカラロボット(水平多関節ロボット)とは、水平方向にアームが動く多関節のロボットです。スカラロボットの「スカラ」は、英語名(Selective Compliance Assembly Robot Arm)の頭文字から来ています。 可動範囲に制限はありますが、上下方向の剛性に優れ…

エネルギーを動きに変える装置 ~アクチュエーターとは~

「アクチュエーター」は、ロボットやカメラなど、さまざまな精密機器に利用されています。フタを自動的に開閉させたり、チューブの先を曲げ伸ばししたりするなど、機械の精密な動作に欠かせないものです。しかし、見えない場所に取り付けられていたり、別の…

産業用ロボットにAIを搭載する4つのメリット

産業用ロボットにAIを搭載することによってどのようなことができるようになるのでしょうか?4つのメリットを紹介します。 ロボットティーチングを自動化できる従来の産業用ロボットではロボットに作業内容を教えるための「ロボットティーチング」のコストが…

それぞれのロボットハンドの特徴

把持ハンドと吸着ハンドはそれぞれ対象物をつかむ方法が異なるため、特異なものや苦手な作業などが異なります。それぞれの特徴について見ていきましょう。 把持ハンドの特徴指を持つ把持ハンドの特徴としては、次の3つがあります。 指の本数は対象物によって…

最適なロボットアームとは?

最適なロボットアームの選択は骨の折れる作業です。市場には膨大な数のロボットアームが存在するからです。また、価格や適用可能な業界、機械が生産に与える影響などが分からないという方もいらっしゃるでしょう。 この記事をお読みいただき、ご自身の事業に…

同期モータの基本原理

誘導モータと同様、三相交流の回転磁界を利用して回転するモータで、左下図のように外側の磁石を回転させると、内側の磁石も追随して回転する原理を利用したものです。誘導モータがうず電流と磁界の作用の複雑な原理を応用しているのに比べ、わかりやすいシ…

会話ロボットとは

サービスロボットの中でも、PepperやRobiのように、会話や仕草を通じて、人とコミュニケーションをとることができるロボットを「コミュニケーションロボット」や「会話ロボット」と呼んでいます。 更に「スマートロボット」という言葉もあります。直訳すると…

アーク溶接ロボットの構造

アーク溶接ロボットは、以下の3つの部分から成り立ちます。 マニピュレータマニピュレータは、ベース部分とリンク、ジョイント、エンドエフェクタから構成されています。エンドエフェクタに装着されている溶接トーチ(溶接用品部分)を取り替えることで、色…

塗装ロボットのメリット

労働環境の改善塗料が飛散する塗装工程は作業員にとって過酷な労働環境です。塗装ロボットを導入することによって人間にとって危険な作業を減らし、作業員の労働環境を改善することができます。 複雑な形状の塗装に対応塗装ロボットの多くは人の腕の動きに近…

直交ロボットが多くの製造現場で使われている理由

直交ロボットが多くの製造現場で使われている理由は下記となります。 1.組み合わせの自由度が高い2.他のロボットと比べると頑丈で、重量が大きいワークや製品の持ち運びが可能3.作業領域内において動作のブレが少ない4.高速な動作が得意5.構造の単純さ…

3Dプリンター用のデータを作成する方法

1:3DCADを利用してデータを作成する 3DCADを使うと、3Dプリンターのデータを作成できます。3DCADで3Dプリンターのデータを作る場合、1つ1つのフィーチャーを組み合わせる形で製品にします。フィーチャーというのは、円錐や立方体などのデータであり、このデ…

DCモータの駆動電圧を変化させる方法の違いによる、2種類の電圧制御方式

DCモータの駆動電圧を変化させる方法として、PWM、PAMの2種類の方式があります。 PWM方式PWMとはパルス幅変調(Pulse Width Modulation)の略です。パルス状に電圧を印加する方式の一つで、パルス幅(オンデューティー量)を変調させることで、モータを駆動…

水平多関節ロボットとは

水平多関節ロボットは多関節ロボットの一種で、主に水平方向に動作する3つの回転軸を備えた産業用ロボットのことを指します(さらに上下方向に動作する1軸が付加された製品が一般的です)。先に説明した垂直多関節ロボットと同じく複数の動作軸を持つロボッ…

モバイルロボットの原理

モバイルロボットは個々に性能が異なるので、磁気テープ等を必要としない大体のモバイルロボットが持つ機能、原理について記載します。 内蔵されているレーザースキャナによって、360度の視界が得られ、自分の進む道を判断し、ぶつからないよう障害を避けて…