同期モータの基本原理

誘導モータと同様、三相交流の回転磁界を利用して回転するモータで、左下図のように外側の磁石を回転させると、内側の磁石も追随して回転する原理を利用したものです。誘導モータがうず電流と磁界の作用の複雑な原理を応用しているのに比べ、わかりやすいシンプルな原理といえます。

永久磁石でできている回転子が同期速度nsで回転している状況を表したもので、(a)は無負荷時の回転動作で、回転しているある一瞬の図といえます。コイルの回転磁界によってできたn極、s極に対して、永久磁石のN極、S極が一直線上に重なっています。このとき、モータのトルクは0です。(b)は負荷がかかったところで、回転磁界によってできたn極、s極に対して、永久磁石のN極、S極が角度δ(負荷角)だけ遅れます。

また、停止中のモータに50~60Hzの商用周波数の交流電圧を加えても、モータは回転しません。これは、先月号で解説しました誘導モータと同様、

回転磁界の回転速度(同期速度)ns = 2 x 三相交流の周波数 / コイルの極数

となり、50Hzの商用周波数の電源では、2極の回転磁界は1秒間に50回転していることになり、回転磁界の回転速度が速すぎて、慣性のある永久磁石はこの回転速度に追従できず、右方向と左方向に力を受けてしまい、停止したままになるからです。つまり、同期モータは自力で回転することのできないモータといえます。

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