3Dプリンターの特性

3Dプリンターは立体的なものをデータから作れる画期的な技術ですが、どのような形でも作りあげられるわけではありません。作りたいものをイメージし、3Dプリンターの用途や特性を把握したうえでものづくりを進めましょう。

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3Dプリンターで用いる材料は多種多様
3Dプリンターは当初、ABS樹脂[作成者3]やPLA樹脂が使用されていました。最近では、耐候性・耐熱・耐薬品性に優れた素材や、摩耗性に優れ高温条件下でも機構部品として利用されるエンジニアリングプラスチックも使用できるようになりました。また、3Dプリンターではアクリル樹脂、熱可塑性ポリウレタン、金属なども使えるようになっています。

このように使用できる材料が増えたことから、多くの業種で3Dプリンターが導入されるようになりました。活用している業種は幅広く、製造業をはじめ、医療、建築、教育、自動車、フィギュア製造販売や宇宙・航空機業界にまで使い道が広がっています。

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3Dプリンターの機種によって使用できる素材には限りがある
さまざまな素材を扱えるようにはなったものの、3Dプリンターの機種によっては、素材が1種類しか使えない機種もあります。このようなプリンターは多くの場合、いわゆるローエンド機種に分類されます。

これに対し、いわゆるハイエンド機種では、多種多様な材料を組み合わせて使えるものが少なくありません。幅広い用途での活用を検討する場合も、ハイエンド機種1台でカバーできる範囲は広くなったといえるでしょう。

ものづくりの時短を実現できる
これまでさまざまなものを作りあげる際、専門の業者に試作品を含めた製作の依頼をしていたため、完成までに時間も費用もかかっていました。

3Dプリンターを導入すると試作品を自社内で製作できるため、外注する際の費用や、コミュニケーションに費やす日数、試作品のできあがりを待つ時間を削減でき、ものづくりの時間や費用を圧縮できます。

ただし、3Dプリンターは3Dデータを読み込んでから、造形物が完成するまでに最低数時間、金属などの造形物によっては数十時間程度を要します。試作品の製作は時短が可能ですが、ある程度の数量の同じ形のものを製作すること(いわゆる量産)には向かないことに留意しましょう。

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