産業用ロボットの種類

産業用ロボットは、それぞれの構造によって得意な動きや特徴があるため、目的や用途にあわせたロボットを選ぶことが大切です。

ここでは、ロボットの構造による分類を紹介します。

ステッピングCNCキット

垂直多関節ロボット
汎用性が高く、様々な用途で使用されているロボットです。現在、最も使用されているロボットです。
 
7つの軸をもつといわれる人間の腕の動きに近く、自由度が高いため複雑な動作が可能です。

用途別の専用機種もあるため、バリエーションも豊富です。

一方で、動きの制御が複雑になる面もあります。

スカラロボット(水平多関節ロボット)
日本で開発されたロボットです。スカラ(SCARA)は、Selective Compliance Assembly Robot Armの略です。
平面で位置決め可能な2つの回転軸とアーム、上下方向は直線軸、ハンドの向きを調整する回転軸で構成されたものが一般的です。

真上からの作業が主で、組立が得意なロボットです。

パラレルリンクロボット
アーム質量当たりの剛性が高いため、軽くて剛性のあるアームです。

高速動作が得意で、主にピッキングの用途で使用されます。

ユニポーラステッピングモーター 

直交ロボット(単軸ロボット)
単軸のロボットを複数組み合わせることによって必要な動作を実現したロボットです。

シンプルな構造で、安価なことが特徴です。

円筒座標ロボット
上下および前後の動作は直線軸で、全体を旋回する回転軸が一つあるロボットです。

スギノマシンの「CRb」はこの分類に含まれます。

極座標ロボット
アームを上下左右に回転させる回転軸をもち、アームが伸縮するロボットです。

世界初の産業用ロボットである米国ユニメーション社(世界初の産業用ロボット製造会社)「ユニメート」はこれに含まれます。

スギノマシンでも、同様のロボットを1969年に開発しており、エア駆動ロボット「サブマン」として発表していました。

協働ロボット
構造による分類とは別に、近年では「協働ロボット」と呼ばれる産業用ロボットが登場しています。

一般的な産業用ロボットは、安全柵やセーフティ機器が必要ですが、協働ロボットは、人や物に触れると停止するなど、安全性が高く、人と同じ空間で作業が可能なロボットです。

人と協業でき、柔軟な作業が可能な一方で、出力の制限などから重量物の運搬や剛性の求められる加工などの作業は苦手な面があります。

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