バイポーラステッピングモータ(Bipolar Stepping Motor)は、ステッピングモータの一種であり、特定のステップ数だけ回転することができるモータです。以下にバイポーラステッピングモータの特徴を示します:
1. 二相/四線方式:
- バイポーラステッピングモータは、通常、二つのコイル(二相)を備えており、四本のワイヤー(四線)で接続されます。この構成により、ステッピングモータの制御が容易になります。
2. トルクと精度:
- バイポーラステッピングモータは、高いトルクと位置決めの精度を提供します。各ステップで確実に回転するため、特定の位置にモータを正確に停止させることができます。
「写真の由来:Nema 14 バイポーラステッピングモーター 1.8°23Ncm (32.6oz.in) 0.5A 7.5V 35x35x42mm 4 ワイヤー」
3. 制御の柔軟性:
- バイポーラステッピングモータは、制御の柔軟性が高く、特定のステップ数だけ回転させることが可能です。この特性を活かして、精密な位置制御や移動が必要なアプリケーションに適しています。
4. 低速トルクの向上:
- バイポーラステッピングモータは、低速域においても高いトルクを発揮します。この特性は、低速での精密な操作や制御が必要な場面で重要です。
「写真の由来:Nema 42 CNCステッピングモーターバイポーラ 22Nm (3115oz.in) 6.0A 110x150mm 4 ワイヤー」
5. 簡単な制御:
- バイポーラステッピングモータは、マイクロステップドライバーなどの制御回路を介して簡単に制御できます。このため、ステッピングモータの制御が比較的簡単であり、多くのマイクロコントローラや制御システムに統合しやすいです。
バイポーラステッピングモータは、工業用機械やロボット、3Dプリンタなどの機器で広く使用されており、その高い精度と柔軟性から多くのアプリケーションで重要な役割を果たしています。