PM型ステッピングモータの作用

PM型ステッピングモータ(Permanent Magnet Stepper Motor)は、パーマネントマグネットとコイルを使用して動作するモータです。ステッピングモータは、電気的なパルス信号に応じて角度を一定のステップ単位で回転する特徴があります。

PM型ステッピングモータの作用は以下のような流れで行われます:

電流の供給: モータには、複数のコイルが配置されています。各コイルには電流を供給するための回路が接続されています。

「写真の由来:Φ42x38mm PM型ステッピングモーター ギヤ比50:1 平行軸ギアボックス付

磁場の生成: モータ内のパーマネントマグネットとコイルの電流により、磁場が生成されます。パーマネントマグネットは固定されており、コイルの磁場と相互作用します。

磁場の相互作用: コイルの磁場とパーマネントマグネットの磁場が相互作用することで、回転力が発生します。コイルの電流が逆方向に流れると、磁場の極性も反転し、回転力も逆方向になります。

ステップ単位の回転: モータに与えられるパルス信号に応じて、コイルの電流が制御されます。パルス信号が供給されるたびに、コイルの磁場が切り替わり、モータが一定の角度(ステップ)だけ回転します。

「写真の由来:Φ35x22mm PM型リニアステッピングモータ エクスターナル 0.2A ねじリード0.5mm/0.0197" 長さ21.5mm

正確な位置制御: ステッピングモータは、ステップ単位で回転する特性を持っているため、非常に正確な位置制御が可能です。パルス信号の数や順序を制御することで、モータの回転角度や方向を精密に制御することができます。

PM型ステッピングモータは、精密な位置制御や安定した回転性能が求められる機器や装置に広く使用されています。例えば、プリンター、ロボット、医療機器、自動制御システムなどで利用されています。