バイポーラステッピングモータは、デジタル信号を使用して精密な角度の回転を実現するモーターです。以下に、バイポーラステッピングモータの原理を説明します。
バイポーラステッピングモータは、通常、2つのコイル(または4つのコイル)を持つステータ(固定部)と、永久磁石で構成されたロータ(回転部)から構成されています。ステータのコイルは、電流を流すことで磁場を生成します。
「写真の由来:Nema 23 バイポーラステッピングモータ 1.8°0.9 Nm (127.5oz.in) 2A 3.6V 57x57x52mm 4 ワイヤー」
バイポーラステッピングモータは、ステップと呼ばれる固定角度の回転を実現します。ステップは、ステータのコイルに順番に電流を流すことで生成されます。バイポーラステッピングモータは、次の2つの主な動作方式で動作します:
フルステップ(Full Step):
フルステップモードでは、ステップ角は通常1.8度または0.9度です。ステップ角度の半分ずつ、順方向と逆方向に電流を流し、それぞれのコイル組み合わせで磁場を生成します。この方式では、モーターが滑らかに回転しますが、トルクはやや低下します。
ハーフステップ(Half Step):
ハーフステップモードでは、フルステップ角の半分のステップ角度(通常は0.9度または0.45度)を使用します。隣接するコイルの組み合わせに電流を流すことで、より細かいステップ角を実現します。この方式では、より高い分解能が得られますが、トルクはやや低下する可能性があります。
「写真の由来:デュアルシャフト Nema 23 バイポーラ 1.8°2.5Nm (354oz.in) 3A 57x57x114mm 8 ワイヤー」
バイポーラステッピングモータの動作原理は、電流を正確に制御してステップ角に応じた磁場を生成することにあります。制御回路は、デジタル信号を使用してステップパターンを生成し、それに基づいて各コイルに電流を供給します。これにより、モーターはステップごとに正確な角度で回転します。
バイポーラステッピングモータは、精密な位置決めや制御が必要な応用に広く使用されています。例えば、3Dプリンタ、ロボットアーム、自動化装置などで利用されます。