3Dプリンタと切削加工の違い

3Dプリンタと切削加工の最も大きな違いは加工方法ですが、それ以外にもさまざまな違いが存在します。

加工方法の違い
3Dプリンタ:目的の形状になるように材料を付け加えていく、アディティブマニュファクチャリング
切削加工:ブロック材などの材料から、不必要な部位を除去し、削り出していく除去加工

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加工に必要なデータの違い
3Dプリンタ:一般的な3D図面用の3Dデータだけでなく、3Dプリント用のデータが必須となります。さらに形状によってはサポートの設計なども必要なため、専用ソフトが必要になったり、中間データとしてSTL、STEP、IGSなどの3Dデータが必要になるなど、データ作成までに時間がかかったりする場合もあります。
切削加工:切削加工機を使用する加工者は2D図面でも対応できます。また近年ではNC加工という自動加工が主流となりつつあり、そのためのNCプログラムを作るアプリケーション(CAM)が利用されます。DXFなどの一般的な2Dデータ形式のほか、特に複雑な形状などはSTEPやIGSなどの3Dデータ形式を読み込んでNCプログラムを作成します。そのため比較的かんたんにデータを作成できます。

加工できる形状の違い
3Dプリンタ:2Dにスライスした形状を元に積層していくため、中空形状やオーバーハング、曲がっている穴などの加工が可能です。一方で厚みのある肉や、中空でないブロック形状などは、材料を多く必要とするため、あまり向いていません。
切削加工:中空形状や部品の内部で曲がっている穴の加工はできません。またオーバーハングや横穴の加工は、加工途中でワークの姿勢を変えるなどの工夫が必要なため、加工できる形状の自由度はあまり高くありません。一方で塊の材料から削り出すため、厚みのある壁などは比較的かんたんに作れます。

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加工可能な材料の違い
3Dプリンタ:基本的に専用の材料が必要です。そのため選べる材料が限られているほか、専用の材料は一般的な材料に比べて高価であるなどのデメリットもあります。
切削加工:数多くの金属だけでなくプラスチックなどさまざまな材料が加工できます。

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